サラバ! 西加奈子
おれは、お前の幸せを決めることはできない。
本当にその通りだ
僕は自分の幸せを他人にも押しつけて考えていたことが多かった。
あいつあんなことしてて楽しいのかな、とか
そんなことしてる時間もったいないなあ、とか
その人がいちばん大切にしてること、信じていることは違うということを理解して関わっていく必要があるなあと
書いていて、こんな話を思い出した
あなたが自分の一生で一番手にいれたいものは何か?という質問である。
名声なのか、お金なのか、愛なのか、信頼できる友達なのか、
この質問を掘りさげていくと自分が生きていく目標、ゴールへの道筋がわかると
そして僕は、①いろんな人の物語②関われる場所がほしいと思った。もちろん10億円も欲しいが、そうすると次に、どうやってがくるから。いまのところ10億円はあきらめた
そうやって考えることから逃げて、現実からも逃げて、及第点のようにだした自分の欲しいものがさきほどの①と②だ。
いちばん手にいれたいものなのに、それっぽく答える自分がすごく嫌だった。それに2つだし
でも今のところはそういう環境をつくれるように頑張って生きていこうと思う。
今日は作者と同じかなこという名前の友人を交えた3人でご飯を食べに行った。
かなこと会うと、こいつ本当にこんなてきとうな生き方でいいのかなと思う。そしてサラバ!を思い出して
でもこいつが幸せかどうかはおれが決めることちゃうなと
家まで送ってもらってるとき
僕は後部座席に座って運転しているかなこの頭のてっぺんを触っていた。
そこさわられると下痢になるからやめて
と言われ、そのあとはずっとうなじを触った。
そして家についた僕はトイレに直行した。
下痢だった。
頭のてっぺんを触っていたのは僕の方なのに
ぜんぜん関係ないけど